「直葬（火葬式）に参列することになったけれど、どんな服装で行けばいいの？」
一般的なお通夜や告別式とは形式が異なるため、初めての方は迷ってしまうことも少なくありません。

この記事では、直葬にふさわしい服装・平服で参列する際の選び方・避けたい服装を分かりやすくまとめています。

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■ 直葬とはどんな葬儀？

直葬（ちょくそう）とは、お通夜や告別式を行わず、ご家族や親族・ごく親しい友人のみで火葬だけを行う葬送形式のことです。
宗教儀式を省くため、一般的な葬儀よりもシンプルで時間の負担も少ないことから、近年増えています。

ただし、式が無い＝服装は自由ということではありません。
故人を敬う気持ちを表すため、落ち着いた服装を選ぶことが大切です。

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■ 直葬にふさわしい服装の基本

葬儀で着用する喪服には、

• 正喪服
• 準喪服
• 略喪服
  の3つの格式があります。

通夜や告別式で喪主・遺族が着るのは「正喪服」ですが、直葬にはそこまでの格式は求められません。

● 基本は「準喪服」での参列がマナー

案内状に服装の指示がなければ、準喪服を選びましょう。

【男性】準喪服の例

• 黒のスーツ（光沢のないもの）
• 白のワイシャツ
• 黒のネクタイ
• 黒の靴・黒の靴下

【女性】準喪服の例

• 黒のワンピース、アンサンブル、スーツ
• 黒のパンプス（つま先が開かないもの）
• 黒のストッキング

華美なデザインや露出のある服は避け、落ち着いた印象にまとめるのがポイントです。

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■ 「平服でお越しください」と案内があった場合

「平服＝普段着」と誤解されがちですが、葬儀では略喪服に近い落ち着いた服装を意味します。

【男性の場合】

• 黒に近いダークグレー、ネイビーなどのスーツ
• 白または控えめな色のワイシャツ
• 派手でないネクタイ（黒が好ましい）

【女性の場合】

• 黒・グレー・ネイビーなどのワンピースやセットアップ
• シンプルなデザインのもの
• ストッキングは肌色か黒

喪服でなくても問題ありませんが、喪服に準ずる落ち着いたスタイルを意識しましょう。

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■ 避けたい服装の例（NG例）

直葬はシンプルな葬儀とはいえ、お別れの場であることには変わりません。
以下の服装は避けるのがマナーです。

• カジュアルすぎる服（Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなど）
• 派手な柄・光沢のある素材
• 肌の露出が多い服装
• 大ぶりのアクセサリー
• カラフルなバッグや靴

アクセサリーは結婚指輪のみが基本。
女性の場合、一連の真珠のネックレスは着用しても問題ありません。

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■ まとめ：直葬でも“落ち着いた装い”が大切

直葬は儀式を行わないシンプルな形式ですが、故人を尊重する気持ちを表すためには落ち着いた服装が求められます。

• 基本は準喪服
• 平服指定なら略喪服程度
• カジュアル・派手・露出はNG

これらのポイントを押さえておけば、初めての方でも安心して参列できます。