お葬式コラム

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福岡市で活用できる葬祭費補助金制度を解説|直葬を選ぶ方こそ知っておきたい手続きと注意点

福岡市で活用できる葬祭費補助金制度を解説|直葬を選ぶ方こそ知っておきたい手続きと注意点

■ はじめに

福岡市で葬儀を行う際、費用の負担はご家族にとって決して小さなものではありません。特に近年は、経済的負担を抑えられる「直葬(火葬式)」を選ばれるご家庭も多く、その際に各種公的制度を正しく理解し、利用できる給付を受け取ることがとても重要になります。

福岡市では、故人が加入していた健康保険によって「葬祭費」または「埋葬料」と呼ばれる給付金を受け取れますが、加入していた保険によって金額や申請先が異なるため注意が必要です。

本記事では、福岡市で申請できる葬祭費補助制度の仕組み、申請方法、気を付けるべきポイントを分かりやすくまとめました。申請しなければ受け取れない制度ですので、ぜひ確認してみてください。


■ 福岡市の葬祭費補助金の仕組み

葬祭費(または埋葬料)は、故人が加入していた公的医療保険から支払われる給付金です。対象となる主な保険制度は次のとおりです。

  • 国民健康保険
  • 後期高齢者医療制度
  • 協会けんぽ・組合健保(社会保険)
  • 各種共済組合 など

給付金は、葬儀を執り行った方(喪主・施主)に対して振り込まれ、葬儀費用の一部補填として利用できます。

ただし、いずれの保険でも共通しているのは、

❌ 自動的には支給されない(必ず申請が必要)

という点です。


■ 葬祭費と埋葬料の違い

保険の種類によって名称が異なりますが、目的は共通しています。

保険の種類給付名称支給額
国民健康保険葬祭費3万円
後期高齢者医療制度葬祭費3万円
社会保険(協会けんぽ・組合健保)埋葬料5万円
社会保険(扶養家族の場合)家族埋葬料5万円

社会保険のほうが支給額が高いため、どの保険に加入していたかの確認がとても重要です。


■ 国民健康保険・後期高齢者医療制度の葬祭費(福岡市)

福岡市の国民健康保険または後期高齢者医療制度加入者が亡くなった場合、葬儀を行った方に3万円が支給されます。

  • 申請期限:葬儀翌日から 2 年以内
  • 申請窓口:各区役所・保険年金課

申請に必要なもの

  • 埋火葬許可証、会葬礼状、葬儀社の領収書など
  • 故人の保険証
  • 申請者の通帳
  • 印鑑
  • 本人確認書類

書類は区役所で受け取るほか、福岡市の公式サイトからもダウンロードできます。


■ 社会保険(協会けんぽ・組合健保)の埋葬料

故人が社会保険に加入していた場合は、全国一律5万円の埋葬料が支払われます。
申請は勤務先経由で行うケースが多く、会社を通すことで手続きがスムーズになります。

  • 申請期限:死亡日の翌日から 2 年以内
  • 申請窓口:勤務先 または 協会けんぽ福岡支部

必要書類

  • 埋葬料(費)支給申請書
  • 死亡診断書または埋火葬許可証のコピー
  • 葬儀費用の領収書
  • 保険証(返却用)
  • 申請者の通帳

また、被扶養者が亡くなった場合は「家族埋葬料」として被保険者に支給されます。退職後3か月以内に亡くなった場合でも条件を満たせば給付を受けられます。


■ 共済組合や船員保険の給付

公務員や教職員が加入する共済組合にも葬祭費・埋葬料があります。支給額や申請方法は組合ごとに異なるため、所属していた組合に要確認です。


■ 申請時の注意点

制度を利用する際には、次の点に気をつけてください。

① 申請しないと受給できない

すべての制度で申請必須です。
期限(2年以内)を過ぎると受給不可になります。

② 複数の保険から重複して受け取れない

例:国保+後期高齢者の両方に加入 → どちらか一方のみ。

支給額が大きいほうを優先するのがおすすめです。

③ 退職後3か月以内は特に注意

退職して国保に切り替えていても、条件次第では以前の社会保険から埋葬料を受け取れることがあります。

確認せずに申請すると損をしてしまうことがあるため、手続き前のチェックが重要です。

④ 事故死など第三者行為が絡む場合は制限あり

交通事故などの場合、原則として給付対象外ですが、損害賠償が十分に受けられない場合は例外的に支給されるケースもあります。窓口に相談してみましょう。


■ 葬儀費用を抑えたい方へ|福岡でできる工夫

葬祭費を受け取るだけでなく、ご家庭の負担をより軽くする方法もあります。

◎ 葬儀形式を見直す

参列者を限定した家族葬や、火葬のみを行う直葬は、市場価格として

  • 家族葬:40〜60万円前後
  • 直葬(火葬式):18〜30万円程度
    が相場です。

福岡直葬センターのように直葬を専門とする施設なら、費用の明朗化やスムーズな手続きが期待できます。

◎ 見積もりの比較

同じ内容でも葬儀社によって価格差が大きいため、複数社の見積もり比較は必須です。

◎ パッケージプランの活用

サービスがセットになったプランは費用管理がしやすく、予算を抑えたい方に向いています。

◎ オプションの精査

お棺や供花、返礼品などは必要なものだけを選び、無駄な出費を避けましょう。


■ まとめ

福岡市の葬祭費や埋葬料は、ご遺族の負担を軽減できる大切な制度です。しかし、申請を忘れると受け取れないため、葬儀後は早めに手続きを行うことが大切です。

給付額は加入していた保険によって異なり、申請先や必要書類も変わります。制度を正しく理解し、賢く活用することで、葬儀にかかる負担を大きく減らすことができます。

福岡市で直葬や費用を抑えたご葬儀をお考えの方は、こうした制度も踏まえて、最適な葬儀スタイルを検討してみてください。

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