喪中はがきの作成について
2022/11/16
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葬儀を身内だけで行った場合、故人あての年賀状が届くという場合もあります。
前もって、年賀状での交流がある方がわかる場合は喪中はがきをお送りして無事に葬儀を終えた旨を伝える方法もあります。
今回は喪中はがきの作成についてご紹介いたします。
【もくじ】
・喪中はがきの書き方ポイントは?
・喪中はがきの書き方……正しい表書き
・喪中はがきをパソコンで作成時の注意点
喪中はがきの書き方ポイントは?
誰が亡くなったのかをはっきりと書くようにします。故人との続柄も入れましょう。
「年賀」はNGワードになりますので、「年始」「年頭」という言葉を用いましょう。
「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語は不要も不要になります。
※最近では、印刷された市販のものやインターネットからダウンロードして、パソコンで作成されたものなど、多種多様です。
欠礼状の例文
【冒頭】
喪中につき年末年始のご挨拶は欠礼いたします
喪中につき年頭のご挨拶失礼させて戴きます
喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます
喪中につき勝手ながら新年のご挨拶は差し控えさせていただきます
服喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
勝手ではございますが、新年のご挨拶は差し控えさせていただきます
【中文】
○○月に ○ ○○○が○○才にて永眠いたしました
父○○が本年七月に七十五歳にて永眠いたしました
八月に母 ○○(享年八十五歳)が永眠いたしました
ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に 明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
(今年中賜りましたご厚情感謝いたしますと共に 明年もかわらぬご指導とご交誼をお願い申し上げます)
(茲に本年中のご芳情厚くお礼申し上げますと共に 明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます)
(これまで賜りましたご厚情に故人になり代わりまして厚く御礼申し上げます ここに本年中に賜りましたご厚情を深く感謝しますと共に 明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます)
○○年○○月
喪中はがきの書き方……正しい表書き
1.送り先住所
住所は宛名よりも小さめに書きます。住所が2行になる場合は、地名と番地を分けないように注意しましょう。
2.宛名
宛名はハガキの中央にくるようにします。住所よりも少し下げ、大き目の字でバランスよく書きます。
3.送り主の住所
相手の住所よりも小さめの字で、切手よりも2~3センチ下ぐらいから書き始めるとよいでしょう。
喪中はがきをパソコンで作成時の注意点
インターネットでサンプルをダウンロードして印刷される方や文章作成のソフトを使用して作成する方が最近多くなってきています。その際は、送る相手の住所のチェック漏れのないように気をつけてましょう。一般的には私製ハガキに印刷して、喪中用の切手を貼って出しますが、官製はがき(無地なもの)に自分でデザインしたものを利用しても問題はありません。オリジナルで故人の写真の入った切手を作成しお送りすることも可能です。
凝った書体のものや特殊なフォントでは喪中ハガキには向かないので注意が必要です。
喪中ハガキを出したにもかかわらず、元旦に年賀状が届く場合があります。準備が遅くなると受け取る相手もすでに年賀状を作成しホストに投函してしまったということもあります。また、住所漏れで喪中ハガキを出すのを忘れていたかもしれません。そんなことのないように送る相手の住所のチェックを行い、出し忘れしないように早めの準備を行いましょう。